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ダンプのテールゲートとは?種類や取扱い時の注意点を解説

2025年12月17日

「テールゲート」とは、ダンプのリヤアオリ部分のことです。テールゲートには、ダンプアップ時に積載物をスムーズに排出するためのさまざまな工夫が施されています。

この記事では、テールゲートの種類や関連パーツ、取扱い時の注意点をわかりやすく解説します。


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【この記事で分かること】

  • ・ダンプのテールゲートとはなにか
  • ・テールゲートの種類
  • ・テールゲートに関する注意点

ダンプのテールゲートとは

ダンプのテールゲートとは

ダンプのテールゲートとは、荷台後部にある開閉式のリヤアオリのことです。ダンプは、荷台を大きく傾けて土砂や砕石などの積載物を下ろす構造になっており、テールゲートはその出口として重要な役割を果たします。

テールゲートは平ボディのリヤアオリとは構造が異なり、開閉の支点やロック機構に工夫が施されています。ひと口にダンプといっても車両によって積載物が異なるため、効率よく安全に排出するには、積載物に合ったテールゲートを選ぶことが重要です。

テールゲートの種類

ダンプのテールゲートは大きく2つの種類があり、「下側が開くタイプ」と「上側が開くタイプ【F(L)ゲート】」に分類されます。それぞれの特徴を詳しく解説します。

下側が開くタイプ

「下側が開くタイプ」は、テールゲートの上側が支点となり、ダンプアップしたときにテールゲートの下側が開くタイプです。一般的なテールゲートのタイプで、多くのダンプトラックに採用されています。

通常時はテールゲートの下側はロックされていますが、ダンプアップすると自動でロックが外れて開き、テールゲートの下側から積載物を排出できる仕組みです。

土砂などの積載物を排出する際にはテールゲートが障害となり、一気に勢いよく流れ出るのを抑制できます。

上側が開くタイプ【F(L)ゲート】

「上側が開くタイプ」は、テールゲートの下側がヒンジで固定されており、ダンプアップしたときにテールゲートの上側が開くタイプです。

開くとテールゲートと床面がフラットになるため、荷物を下ろす際にテールゲートが障害にならず、積載物の詰まりを防止できます。土砂のほか、大きめの石や資材もスムーズに排出できるのが特徴です。

なお、上側が開くタイプは、「Fゲート」あるいは「Lゲート」とも呼ばれます。Fゲートはテールゲートを開けたときにフラット(flat)になること、Lゲートはテールゲートの形状がアルファベットの「L」に似ていることに由来しています。

たとえば、極東開発工業株式会社が登録商標として展開する「フラッティゲート®付土砂ダンプ」では、このFゲート機構が採用されています。

ダンプのテールゲートに関するパーツ

テールゲートの関連パーツをご紹介します。テールゲートの機能によって必要なパーツが異なるため、用途に合ったパーツを選択することが重要です。

ダンプ上部受

「ダンプ上部受」は、テールゲートの上部に取り付けるヒンジです。「ダンプ上部シャフト」と併せて使用することで、テールゲートが上開きした際、ヒンジ(軸)として機能します。

また、レバーを操作することでダンプ上部シャフトとの連結を解除できるため、テールゲートの下開きにも対応できます。


ダンプ上部受

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テールゲートヒンジ

「テールゲートヒンジ」は、アオリの上部に取り付けるヒンジです。「ダンプ上部受」と似ている部品ですが、テールゲートヒンジはテールゲートと完全に固定されるため、テールゲートの下開きはできません。


ダンプスーパーヒンジ プレス型 R

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ダンプワイドキャッチ 大型用(1台分)

ダンプワイドキャッチ(大型用)は、「テールゲートヒンジ」の一種で、回転軸を2か所に持つ構造が特徴です。
通常より大きくテールゲートを開けられるため、岩石や大型の砕石など、かさのある荷物をスムーズに排出できます。


ダンプワイドキャッチ 大型用(1台分)

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ダンプ下部シャフト

「ダンプ下部シャフト」は、テールゲートが閉じているときに、テールゲートの下側を固定するための部品です。「ダンプ下部フック」と併せて使用することで、走行中にテールゲートが開くのを防げます。


ダンプ下部シャフト

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ダンプ下部フック

「ダンプ下部フック」は、テールゲートの下側を開閉するための部品です。ダンプが下がっているときは、「ダンプ下部シャフト」に引っかかることでテールゲートを固定し、ダンプアップ時にはフックを解除してテールゲートが開くようにしています。


ダンプ下部フック

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ダンプ中間金具

「ダンプ中間金具」はテールゲートの下部に取り付け、ダンプ上部受の連結を解除してダンプアップしても、テールゲートが落ちないようにする部品です。テールゲートの下側に固定軸が増えるため、テールゲートを下開きで使用できます。


ダンプ中間金具

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>ダンプ中間金具の取り付け方法
>【youtube】ダンプ中間金具の取り付け方法

ダンプのテールゲートに関する注意点

ダンプのテールゲートに関する注意点を解説します。法令や安全に関する注意点もあるので、ぜひチェックしてください。

テールゲートヒンジの検査基準の変更

平成28年1月1日以降に初めて新規検査もしくは予備検査を受ける土砂ダンプは、テールゲートヒンジやテールゲートの基準が以下のように変更になっています。
この改正により、大型の石材などをスムーズに排出するための、高く開口できるテールゲートヒンジの設置が可能になりました。ただし、最大積載量を超える土砂等を積載する目的で使用することは、決して行ってはなりません。

以前の車両とは基準が異なるため、テールゲートを取り付けたり、修理したりする際は注意しましょう。

<新基準>
テールゲートヒンジの検査基準

      1.テールゲートヒンジは、画像のようにアオリ上部より高さ550mm以下、幅450mm以下まで取り付け可能
      2.テールゲートの仕様は、画像の要件A≧B/2を満足すること

テールゲートヒンジの検査基準
テールゲートヒンジの検査基準

参考:独立行政法人自動車技術総合機構審査事務規程 7-52,8-52 物品積載装置(最終改正)

ヤマダボディーワークスでは、新基準に対応した大型のテールゲートヒンジもご用意しております。


ダンプスーパーヒンジ プレス型 H=400mm(1台分)

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従来の300mmタイプと比べてヒンジ位置が高く、テールゲートを大きく開ける点が特徴です。大型の石材など、かさのある荷物の排出に適した仕様となっています。
また、ネットに未掲載の商品で、H=500mmのテールゲートヒンジの取り扱いもございます。
詳細が気になる方や在庫状況を確認したい方は、お気軽にお問い合わせください。

>土砂運搬ダンプのテールゲートヒンジ、テールゲートの検査基準の変更

ダンプアップ時は事故防止を徹底する

ダンプアップ時は思わぬ事故が発生しやすく、死亡事故につながることもあります。十分に注意しながら作業してください。

荷物を排出するときは、必ず車両の後方に人がいないことを確認してからダンプアップしましょう。また、テールゲートの上部受けをロックせずにダンプアップすると、下側のロックが外れた際にテールゲートが落下します。

ダンプのテールゲートは重量があるので、下敷きになると死亡事故になることもあります。操作前には、ロックがかかっていることを必ず確認しましょう。

まとめ

ダンプのテールゲートとはリヤアオリ部分を指し、ダンプアップ時に積載物を排出するために適した構造になっています。テールゲートを安全に使用するためには、用途に合った関連パーツを選ぶことが大切です。また、定期的なメンテナンスも欠かせません。

ヤマダボディーワークスでは「ダンプ上部受」や「テールゲートヒンジ」など、テールゲートに関するパーツを豊富に扱っています。テールゲートの取り付けや修理の際はぜひご活用ください。

商品の詳細を知りたい場合や、ご購入をご検討中の方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
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