トラックのコンビネーションランプをわかりやすく解説|おすすめ商品も紹介
2023年5月8日
トラックに限らず自動車のランプ(灯火)は、「コンビネーションランプ」になっていることが一般的です。最近ではランプのLED化が進んでおり、鮮やかなデザインのコンビネーションランプも増えています。
コンビネーションランプは比較的簡単に交換できる部品の1つですが、多くの種類があるため、車両に適合しない場合や、接続を誤ると正常に点灯しない場合があるため注意が必要です。こちらでは、コンビネーションランプの種類や交換方法などを詳しく解説します。
ヤマダボディーワークスでは様々なコンビネーションランプを取り扱っています。ぜひご活用ください。
目次
コンビネーションランプとは
自動車にはヘッドランプやウインカー、ブレーキランプなど様々な種類のランプが備わっています。ランプの構造は、種類ごとに独立しているわけではなく、複数のランプが組み合わさって1つの部品にまとまっていることが一般的です。
このように、複数のランプを組み合わせたものを「コンビネーションランプ」といいます。車種によって、コンビネーションランプの組み合わせは異なります。
自動車の後方に取り付けられる「リヤコンビネーションランプ」は、テールランプ・ストップランプ(ブレーキランプ)・ターンシグナルランプ・バックランプなどが一体となったランプのことです。それぞれのランプの役割は以下のとおりです。
ランプの種類 | 役割 |
---|---|
ストップランプ (ブレーキランプ) |
ブレーキを踏んだときに、後続車に減速することを知らせるためのランプ。「制動灯」 |
ターンシグナルランプ | 右左折時に点滅し、旋回することを周囲へ知らせるためのランプ。「ウインカー」 |
バックランプ | 後退時に後方を照らし、運転者の視認性を上げると同時に周囲へバックすることを知らせるランプ。「後退灯」 |
コンビネーションランプの構造
コンビネーションランプの構造は製品によって細かな仕様の違いがありますが、樹脂製の本体に白熱球やLEDの光源が付いており、表面がレンズで覆われています。レンズはランプごとに独立したものや、コンビネーションランプの全てを覆うように一体となったものもあり、製品によって様々です。
コンビネーションランプの裏側には、車両の電気配線に接続するためのコネクターが取り付けられています。レンズが本体から外れないタイプのコンビネーションランプは、裏側から電球が脱着できるようになっているのが一般的です。ただし、光源がLEDのタイプのコンビネーションランプはLED単体での交換ができない場合もあります。
また、トラックのコンビネーションランプは電圧が24Vに対応した製品が多くなっています。
トラックのコンビネーションランプの種類
コンビネーションランプは、「光源」「形状」「取り付け方法」に種類があります。
光源
コンビネーションランプの光源には、「白熱球」と「LED」があります。白熱球は価格が安いため、本体代や球切れしたときの修理費用を安く抑えられるというメリットがあります。しかし、最近では点灯時の見た目が鮮やかで、長寿命のLEDが人気です。
【LEDの例】
>小糸 オールLEDリアコンビネーションランプ 流鏑馬 R側 LEDRCL-5R
形状
コンビネーションランプの形状は、製品によって様々なデザインがあります。オーソドックスな形状は、「2連」もしくは「3連」の横方向にランプが連なったものです。「小糸オールLEDリヤコンビネーションランプ歌舞伎デザイン」のような、特殊なデザインのコンビネーションランプもあります。
2連
>JB 丸型LEDテールランプ 2連 LEDバックランプ付
3連
>JB 丸型LEDテールランプ 3連 LEDバックランプ付
特殊なデザイン
>小糸 オールLEDリヤコンビネーションランプ 歌舞伎デザイン レッドVer. R側 LEDRCL-24RSK
取り付け方法
コンビネーションランプの取り付け方法には、「埋め込み式」か「吊り下げ式」があります。
トラック用コンビネーションランプおすすめ9選
ヤマダボディーワークスでは、様々なコンビネーションを取り扱っています。「小糸」「ICL」「JB」の人気商品を3〜4つずつご紹介します。
小糸
小糸 リヤコンビネーションランプ 2連 NRCL-24-2L
シンプルなデザインの、2連コンビネーションランプです。テールランプ、ストップランプ、ウインカーランプを備えています。バックランプは備えていません。
>小糸 リヤコンビネーションランプ 2連 L側 NRCL-24-2L
>小糸 リヤコンビネーションランプ 2連 R側 NRCL-24-2R
小糸 リアコンビネーションランプ 3連 NRCL-24-3L
「小糸 リヤコンビネーションランプ 2連 NRCL-24-2L」の3連版です。2連版と同様にテールランプ、ストップランプ、ウインカーランプを備えておりますが、バックランプは備えていません。内側がストップランプ、中央がテール&ストップランプ、外側がウインカーランプとなっています。
>小糸 リアコンビネーションランプ 3連 L側 NRCL-24-3L
>小糸 リアコンビネーションランプ 3連 R側 NRCL-24-3R
小糸 オールLEDリヤコンビネーションランプ シーケンシャル 2連レッドVer. LEDRCL-24R2S
全てのランプにLEDが使われた、鮮やかな2連コンビネーションランプです。テールランプ、ストップランプ、ウインカーランプ、バックランプを備えています。ウインカーランプは、シーケンシャルという流れるように点灯するタイプです。
>小糸 オールLEDリヤコンビネーションランプ シーケンシャル 2連レッドVer. L側 LEDRCL-24L2S
>小糸 オールLEDリヤコンビネーションランプ シーケンシャル 2連レッドVer. R側 LEDRCL-24R2S
小糸 オールLEDリアコンビネーションランプ シーケンシャル 3連レッドVer. LEDRCL-24LS21
上記の「小糸 オールLEDリヤコンビネーションランプ シーケンシャル 2連レッドVer. LEDRCL-24R2S」の3連版です。3連になったことで横幅が広くなり、存在感が上がっています。
>小糸 オールLEDリアコンビネーションランプ シーケンシャル 3連レッドVer. L側 LEDRCL-24LS21
>小糸 オールLEDリアコンビネーションランプ シーケンシャル 3連レッドVer. R側 LEDRCL-24RS21
ICL
ICL LEDコンビテールランプ 丸型 3連 埋め込みタイプ
埋め込み式の3連式コンビネーションランプです。光源がテールランプとストップランプはLEDとなっており、ウインカーランプには白熱球が使われています。バックランプは備えていません。
2012年度保安基準改正により、灯火個数制限規制に適合しています。2012年1月1日以降の型式指定自動車(新規検査時のみ)を対象とするため、取り付ける際は保安基準に適合するか確認が必要です。
>ICL LEDコンビテールランプ 丸型 3連 埋め込みタイプ
ICL LEDコンビテールランプ 丸型 3連 吊り下げタイプ
上記の「ICL LEDコンビテールランプ 丸型 3連 埋め込みタイプ」の吊り下げタイプです。光源は上記と同様に、テールランプとストップランプがLEDとなっています。バックランプは備えていません。
>ICL LEDコンビテールランプ 丸型 3連 吊り下げタイプ
ICL LEDコンビテールランプ 丸型 2連 吊り下げタイプ
上記の「ICL LEDコンビテールランプ 丸型 3連 吊り下げタイプ」の2連版です。こちらも、テールランプとストップランプがLEDとなっており、バックランプは備えていません。
>ICL LEDコンビテールランプ 丸型 2連 吊り下げタイプ
JB
JB マルチコンビネーションランプ 橙赤白
テールランプ、ストップランプ、ウインカーランプ、バックランプを備えたシンプルなコンビネーションランプです。光源が白熱球のため比較的低価格で、小型トラックから大型トラック、農耕機械、建設車両、トレーラーといった様々な車両に取り付けが可能です。
>JB マルチコンビネーションランプ 橙赤白 L側
>JB マルチコンビネーションランプ 橙赤白 R側
JB マルチコンビランプ 赤橙
テールランプ、ストップランプ、ウインカーランプを備えた縦型のコンビネーションランプです。バックランプは備えていません。左右対称のため、左右共有の部品となっています。
>JB マルチコンビランプ 赤橙
JB LEDマルチコンビネーションランプ 橙赤白
デザインはオーソドックスですが、光源はLEDのコンビネーションランプです。ハイフラ防止抵抗、いすゞ対応コネクターが付いています。ハイフラとは、ウインカーが通常よりも高速に点滅する現象のことで、白熱球からLEDに交換すると発生する場合があります。
>JB LEDマルチコンビネーションランプ 橙赤白 L側
>JB LEDマルチコンビネーションランプ 橙赤白 R側
コンビネーションランプ交換に関するよくある疑問
レンズが割れてしまったり、LED化したりするときなどはコンビネーションランプを交換する必要があります。コンビネーションランプを交換するときに発生しやすい問題点や疑問について解説します。
LED化するにはどうしたらいい?
純正のコンビネーションランプから、異なるランプに変更ができます。ただし、白熱灯からLEDのコンビネーションランプに変える場合は、車両により取り付けが出来ない場合や、付属部品(キャンセラーやハーネス)が必要な場合があるため、注意が必要です。白熱球からLEDに変える場合はランプの抵抗値が変わるため、配線に「ウォーニングキャンセラー」を追加します。
また、場合によっては、ディーラーで車両のコンピューターの書き換えが必要な場合もありますが、ヤマダボディーワークスでは、メーカーごとのウォーニングキャンセラーも扱っているだけでなく、必ず車両との適合確認や付属部品の案内をしています。「部品を購入したけど車両に合わなくて使えなかった」といったことがないように、適切な提案をします。
コンビネーションランプの交換手順は?
リヤコンビネーションランプ交換の手順を解説します。比較的簡単な作業のため、自分で交換することもできます。
1.コンビネーションランプ本体を外す
コンビネーションランプは車両にボルト・ナットで固定されているため、工具を使って緩めることで外すことができます。
2.裏側のコネクターを抜く
コンビネーションランプの裏に繋がっている電気配線を外します。配線の途中にコネクターという接続部分があるため、コネクターを抜くことで配線を切ることができます。コネクターには固定するためのツメが付いており、ツメを起こしながら引っ張ることで抜けます。
3.逆手順で組み付ける
新しいコンビネーションランプを組み付けるときは、基本的に外すときの逆手順で行います。ただし、コネクターの形状が合わない場合や、LEDに変更する場合は付属部品の接続が必要です。
コンビネーションランプならヤマダボディーワークスへ
コンビネーションランプは、手軽に交換できる部品の1つです。LED化することで鮮やかなデザインのコンビネーションランプに変更できます。ただし、車両との適合性があったり法令が絡んだりする場合もあるため、適切なコンビネーションランプを選択して取り付ける必要があります。
ヤマダボディーワークスは、多くのECE規格認証取得品のコンビネーションランプや付属部品(ハーネスやキャンセラー)を扱っています。車両への適合確認や付属品の提案も行っているため、コンビネーションランプについて詳しく分からない方も、安心してご利用いただけます。
>ヤマダボディーワークス テールランプ一覧