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JB角大型テールランプの5つの世代と補修パーツを徹底解説

2025年2月25日

日本ボデーパーツ工業製のJB角大型テールランプは、年代とともにモデルが変わっており、5つの世代に分類されます。それぞれデザインが異なるため、世代が変わると補修パーツに互換性がない場合があり、留意が必要です。

こちらでは、JB角大型テールランプの世代別に、どのような違いがあるかを解説します。世代による特徴と部品の構造を把握することで、適切な補修パーツが選定できるので、ぜひ参考にしてください。

なお「JB」は、日本ボデーパーツ工業が保有する登録商標のひとつです。


テールランプ補修パーツ

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JB角大型テールランプの5つの世代


JB角大型テールランプは製造された時期によって、以下の5つの世代に分類されます。

  • ・第一世代:旧型(旧)
  • ・第二世代:新型(新)
  • ・第三世代:改良型(改)
  • ・第四世代:2006年車検対応型(06’車検対応型)
  • ・第五世代:2012年車検対応型(12’車検対応型)

各世代の見た目の特徴や、前の世代からどのように変化しているかを解説していきます。また、()内は部品名の後に記載されている文言であり、部品を選定する際に世代を見分けることが可能です。

第一世代:旧型(旧)

初期のJB角大型テールランプである第一世代は、旧型(旧)と呼ばれ、レンズカットが大きいという特徴があります。レンズカットとは、レンズの表面に施された凹凸や模様のことです。

旧型のJB角大型テールランプは、テールランプ単体、テールランプ三連ともに製造が中止されているため、入手できません。ただし、補修パーツとしては第三世代である改良型(改)で代替が可能です。

第二世代:新型(新)

第一世代:旧型(旧)
第二世代は新型(新)と呼ばれ、旧型と比べるとレンズカットが細かくなっています。

新型のテールランプ三連は受注生産で製造を行っています。数か月の納期が掛かる場合がありますが、発注自体は可能です。

第三世代:改良型(改)

第二世代:新型(新)

第三世代の改良型(改)は、新型と比べるとレンズカットが大きいという特徴があります。また、旧型や新型とは内部反射板カットが異なり、ブレーキを踏むとキラキラと反射して光ります。


JB 角大型テールランプ リレー付(改)

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第四世代:2006年車検対応型(06’車検対応型)

第四世代:2006年車検対応型(06'車検対応型)

2006年車検対応型(06’車検対応型)は、改良型以前のものと比べるとレンズ表面の凹凸がなく、テールランプを横から見ると全てのレンズが平らになっています。

第四世代は、2006年の保安基準の改正に対応するため仕様が変更になったモデルです。改良型まではデザインの変更による世代交代でしたが、2006年車検対応型からは法令が関わっています。そのため、車両の新規登録時期によって、取り付けられるテールランプの世代が制限されています。

「旧型」「新型」「改良型」は、2005年12月31日以前に生産および新規登録され、現在まで継続車検の車両にしか装着できません。

「2006年車検対応型」は、2011年12月31日までに生産および新規登録(中古新規登録を含む)され、現在まで継続して車検を通過している車両にしか装着できません。

テールランプの保安基準の変遷について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

>テールランプの保安基準の変遷と取り付け制限がある製品の具体例


JB 角大型3連テールランプ (06対応)

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第五世代:2012年車検対応型(12’車検対応型)

第五世代:2012年車検対応型(12'車検対応型)
第五世代の2012年車検対応型(12’車検対応型)は現行製品であり、前世代と同様に保安基準の改正に対応しているモデルです。

2012年1月1日以降の新規登録車(中古新規登録を含む)は、この2012年車検対応型を取り付ける必要があります。また現在の基準に適合している第五世代のテールランプは、法改正前の年式に該当する車両であっても、全ての年式の車両に取り付けができます。

2006年車検対応型までは灯火が電球でしたが、2012年車検対応型ではLED(フラッシャーランプのみ電球)に変わっています。


JB 角型LEDテールランプ 3連 LEDバックランプ付

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JB角大型テールランプの世代ごとの補修パーツの特徴・見分け方

JB角大型テールランプはレンズやパッキン、テールリムなどさまざまな部品で構成されており、それぞれ単体で補修パーツに交換可能です。

ただし、先にあげたように世代ごとに異なる仕様になっているものがあり、なかには世代間で互換性がないものもあります。

ここでは、新型・改良型、2006年車検対応型におけるJB角大型テールランプの補修パーツの特徴・見分け方を解説します。

新型・改良型の特徴・見分け方

新型・改良型の特徴・見分け方

新型と改良型で使われている部品は共通する場合もありますが、変更されている部品については互換性がありません。
新型・改良型の特徴・見分け方

新型と改良型は外観寸法が同一で、一見すると違いの判別が難しいため、相違点を表にまとめました。新型と改良型では、以下の違いがあります。
新型・改良型の特徴・見分け方

新型(新) 改良型(改)
テールレンズの
レンズカット
小さい
(横20マス×縦36マス)
大きい
(横12マス×縦20マス)
テールレンズの
フランジ部穴
4個 8個
テールレンズ
表面の文字
T.O.P T.O.P、IRS
フラッシャーの
レンズカット
小さい
(横8マス×縦8マス)
大きい
(横4マス×縦6マス)
テール反射・
フラッシャー反射
ツヤ無しメッキ アルミ蒸着鏡面仕上げ

2006年車検対応型の特徴・見分け方

2006年車検対応型の特徴・見分け方

2006年車検対応型からは、見た目が大きく変更されており、使われている部品もほとんどが改良型以前のものとは異なります。

2006年車検対応型の特徴・見分け方

3連テールランプの色の組み合わせは、赤/橙が2個、白が1個で3連になっています。白はバックランプとして機能しており、車両の内側に配置されます。

また、テールレンズの凹凸は無く、すっきりした印象です。

まとめ

日本ボデーパーツ工業製のJB角大型ランプは、製造時期によって5つの世代に分類されます。第一〜第三世代はデザインの変更、第四・第五世代は保安基準の法改正への対応により変化しています。補修パーツは世代ごとに共通する部品もありますが、変更されている部分は互換性がありません。

ヤマダボディーワークスでは、JB角大型テールランプを取り扱っています。改良型、2006年車検対応型、2012年車検対応型があり、補修用のJB角型LEDテールランプも扱っているので、ぜひご活用ください。


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