トラックでも流れるウインカーはOKなの!?

2014年10月28日

トラックにも関連しそうな、面白そうなニュースが飛び込んでまいりました。

方向指示器のシーケンシャル点灯を解禁 国土交通省
2014年10月10日の新聞報道によりますと、国土交通省は自動車前後の方向指示器について、海外で認められているシーケンシャル点灯による点滅を、国際的な基準調和の観点から日本国内でも認めると発表しました。
※シーケンシャル点灯とは、灯火の個々の光源が決められた順序で点灯するように配線された接続により点灯するもの

シーケンシャル点灯=流れるウインカーと言えば、2006年の法改正以前はトラックのテールランプの代名詞でした。しかし2006年の灯火規制強化により、新規登録車の流れるウインカーが、事実上禁止され現在では殆ど見られなくなりました。当社でも10年ほど前までは、シーケンシャル点灯方式のテールランプや後付けのシーケンシャルリレーは、良く出ましたが現在では補修パーツとしても販売しなくなって久しいです。

流れるウインカー解禁!

トラック業界では2012年の再度の灯火規制強化により、上記画像のような1灯式か下記動画のような1体式のウインカーでしか車検を取得出来なくなりました。

今回の国土交通省の基準改正により、トラックのテールランプにおきましても同様にシーケンシャル点灯=流れるウインカーが解禁される事が予想されます。しかし自動車とは違いトラックは、運転台(シャーシ)と荷台(ボディ)はそれぞれ別のメーカーにより個別に製造されます。運転台と荷台が同一の外観によりシーケンシャル点灯を求められるなど、細かい規制が掛けられますとトラックのテールランプ単体での開発は困難になります。
トラックパーツ業界にいる自分としては、是非とも個性的なテールランプの復活を望みたいものです。