ボンデ鋼板とはどんな材質ですか?

2016年5月20日

Q:御社で販売されているフェンダーや、スチール工具箱の表面処理のボンデとはなんですか?またボンデ処理されたボンデ鋼板とはどんな材質ですか?

A:ボンデ鋼板とは、厳密に言うと新日本製鉄によって最初に製造・販売された電気亜鉛メッキ鋼板の商品名の事で、現在は通称として使われております。
ボンデ鋼板は、冷延鋼板の両面に電気亜鉛メッキを行い、そのうえにりん酸溶液中で鋼板と浸漬(しんせき)過熱し、鋼板表面に不溶解性皮膜を生成させるボンデ処理(りん酸塩処理)を施した鋼板です。表面色は、グレー(灰色)なのが特徴です。
JIS規格では、「SECC」と表示されます。

トラックボディパーツでは、塗装目的の下地になる材料として使用されており、ボンデ鋼板で製造されたパーツは、この上から更に塗装を行うのが原則です。