東京トラックショー 2013 AJスケーター・竹ラミネート床板編

2013年11月26日

東京トラックショー 2013 LEDテールランプ編に続き、東京トラックショー 2013の取材記事をヤマダボディーワークスPROがお届けします。
今回は、筆者が気になったトラックボディパーツ新製品をご案内します。

AJスケーター

先ずは、アンクラジャパンが発表したAJスケーターです。この製品は、トラックユーザーがジョロダを使っていて感じた不満を全て解消した優れものです!

AJスケーターの特徴

皆さん、側面に傾く様な路面で停車中にジョロダで積載物を移動した時、スムーズに移動できない思いをした事はありませんか?ジョロダをレールから外す際に、滑ってうまく持ち上げられなかった事はありませんか?
このAJスケーターは、ミニ四駆をヒントに4点サイドローラーを内蔵しております。ですから、ジャロダレール側面に本体が接するような傾斜面でも積載物をスムーズに移動する事が出来ます。またAJスケーターの後部(T字レバーを入れる所)に滑り止め溝加工が施されており、持ち上げる際に滑りにくくなっております。
AJスケーターの特徴を以下にまとめてみました。

【AJスケーターの主な特徴】
●ミニ四駆をヒントに、傾斜面でもスムーズに移動出来る4点サイドローラーを内蔵
●滑り止め溝加工により、持ち上げ易くなりました
●マイナス30℃まで凍らない不凍ベアリングの採用で標準的な冷凍車に対応
●本体の角を丸くする事で、レール内での裏返しが可能
●スラントヘッドの採用により、本体のヘッドにパレットが干渉しても斜めにスライドします
●ゴムグリップ付T字レバーで、冷凍車での冷たさを感じさせません
●T字レバー先端部に抜け止めを採用し、引っ張った際の抜けの防止と転倒を防ぎます。

AJスケーターは、当社でも取扱いを開始しました。

竹ラミネート床板

次は、竹ラミネート床板のご案内です。今までトラック用の床板と言えば、中型車から大型車で主流のアピトン材やアカシア材、小型車で主流の合板材でした。しかしアピトン材は、産出国の天然資源保護を目的とした伐採規制や屋外で使用した場合の反りの問題、アカシア材はアピトン材と比較して強度不足の問題、合板の場合は強度不足や耐久性の問題など一長一短がありました。
そんな問題を解決すべく生まれたのが、この竹ラミネート床板(竹集成材)です。竹ラミネート床板は、アカシア材を上回る強度を持ちながらアピトン材より軽いです。竹は、原産国の中国において豊富な天然資源を擁し伐採規制の対象にもなっておりません。またアピトン材と比較して吸湿性が低く反り難いので、平ボディーなど屋外での使用が可能です。
取扱いをしている当社から見ますと、良い点ばかりではありません。床面が縦方向(節の方向)で滑りやすい、トラックの床枠にビスで締めるような場面では端の部分で節に沿って縦割れが起きやすい、などの弱点もあります。
しかし品質や安定供給性でみても、アピトン材で見られるようなバラツキが少なく環境にも優しい素材で、今後は主力となる床板材と弊社は考えます。

竹ラミネート床板は、ヤマダボディーワークスPROでお取扱いを開始しております。特に18×300×6500mmの寸法は、在庫をしております。
※ヤマダボディーワークスPROのシステムでのお取扱いは、未対応です。

東京トラックショー 2013の取材記事は、東京トラックショー 2013 トラックボディ新製品編に続きます!

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