トラックの危険物マーク「危」「毒」「高圧ガス」「火」の意味と表示ルール
2024年5月6日
トラックには、石油や火薬、毒物といった危険物を積載するものもあります。このような危険物を積載するトラックは、事故が起きた際に重大な被害が出る可能性が高いことから、危険物マークの表示が義務付けられています。
こちらでは、危険物マークの種類や意味、貼る位置などについて見ていきましょう。
トラックの危険物マークの種類と意味
トラックの危険物マークには、「危」「毒」「高圧ガス」「火」といった種類があります。輸送する危険物によって表示させなければいけないマークが異なるため、マークごとに詳しく解説します。
「危」マーク
「危」マークは、引火性のある物質などの危険物を輸送するトラックに取り付けられています。
消防法では火災の発生や拡大の危険性がある物質を危険物と定めており、ガソリンやシンナーといった引火性のある液体や、鉄粉なども含まれます。これらの危険物をタンクローリーで移送する場合や、トラックで指定数量以上を運搬する場合には、車両の前後の見やすい位置に「危」マークを表示させなければいけません。
危険物の規制に関する規則によると、「危」マークの色は、黒地に反射性の材料を使用した黄色い文字と定められています。また、「危」マークの大きさは表示板の大きさは、トラックの種類によって異なり、具体的には以下のようになっています。
- ・危険物移動タンク(タンクローリー車):300×300mm~400×400mm
- ・その他の危険物を運搬する車両(トラック):300×300mm
参考:危険物の規制に関する規則
「毒」マーク
「毒」マークは塩素、ニトロベンゼン、発煙硫酸、黄リンなどの毒物及び劇物を輸送するトラックに取り付けられています。毒物及び劇物取締法では、工業薬品、農薬、試薬などの社会経済上有用な化学物質のうち毒性(特に刺激性、腐食性など急性毒性)の強い物質を毒物や劇物として指定しています。
トラックに表示させる「毒」マークの詳細も、毒物及び劇物取締法施行規則によって規定されています。「毒」マークの色は黒地に白い文字、表示板の大きさは300×300mmとなっています。
「高圧ガス」マーク
「高圧ガス」マークは酸素ガス、水素ガス、プロパンガスなどの高圧ガスを輸送するトラックに取り付けられています。
一般高圧ガス保安規則関係例示基準によると、長方形の場合は表示板の大きさは横幅が車幅の30%以上、縦幅は横寸法の20%以上が必要です。正方形の場合は面積が600平方cm以上となっています。色は黒地に文字が蛍光黄色と定められています。
「火」マーク
「火」マークは火薬類を輸送するトラックに取り付けられています。火薬類の運搬に関する内閣府令によると、「火」マークの表示板の大きさは横0.35m以上、縦0.5m以上で、色は赤地に丸の中に火と白い文字と定められています。デザインは赤地に白文字で火と書き、丸で囲ったものです。
また、火薬類を輸送する場合でも、次の数量以下であれば、「火」マークの表示は必要ありません。
- ・火薬:5kg
- ・猟銃雷管:2,000個
- ・実砲、空砲、信管又は火管:200個
トラックの危険物マークを貼る位置
トラックの危険物マークを表示させる位置は、マークによって異なり「危」「毒」「高圧ガス」は車両の前後の見やすい位置となっています。
「火」マークの表示位置は昼間と夜間で異なり、昼間は車両の前後と両側面、夜間は車両の前後です。夜間はマークを認識しやすいように「火」の文字に反射材を用いる必要があります。つまり、車両の前後に取り付ける「火」マークは、反射材の文字である必要があります。
トラックの危険物マークまとめ
危険物を輸送するトラックには、危険物マークの表示が法令で義務付けられているため、適切なものを取り付ける必要があります。危険物マークの種類や大きさ、表示位置は危険物マークの種類やトラックによって異なります。
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